日帰りで、京都。
旅とは言えないかもしれないですが、見知らぬ通りを歩き、見慣れない景色を眺めるだけで気分が変わります。
というわけで、無理やり京都へ出かけたことも綴らせていただくことにしました。
珍しく早起きして慌しく電車に飛び乗り、京都へ。
こんなに近くに素晴らしいところがあるのに、年に数回しか京都を訪れていないことがすごくもったいない気がします。
御所の中を散歩。この日は春の陽気でコートを着ていられないほど。
春が着て、ぽかぽかして、コートを脱ぐ時に、いつも子供の頃絵本で読んだ太陽と北風が力比べをして、どちらが旅人の上着を脱がすことができるかと競い合う話を思い出します。イソップ童話でしたっけ?
ピューピューと北風が吹き付ければ吹き付けるほど、旅人はコートをよりしっかりと押さえてしまいますが、太陽がさんさんと、そしてだんだん強く降り注ぐと旅人は、コートを自分から脱いでしまいます。私もコートを脱ぐ時に、なぜかこの太陽のしわざで、コートを脱ぐ旅人と自分が重なってしまうんですよね。
話がそれましたが、肝心の御所の中の見学は前もって申し込みが必要だったため、そのまま室町へ抜けました。
本田味噌本店
いろいろお味噌を試食させていただいて、
こちらでは、なめ味噌と紅麹味噌を購入。
“懐中しるこ”みたいな“懐中味噌汁”もありましたよ!
澤井醤油
薄口醤油と濃口醤油があるのは、京都(関西)らしい。
そういえば実家でも、2種類の醤油を使い分けておりました。
風味も前回の小豆島の醤油とは、たしかに違ってます。
やはり京都の醤油は、長年親しんだ関西風味なのかな。(関西在住40年!)
四条に戻って、蒸寿司をいただいたあと、東山にある高台寺へ。
ここは、豊臣秀吉とねねの菩提寺です。
この日の一番のお楽しみは、特別公開されていた開山堂(写真左手前の建物)の天井に描かれた龍です。
一見強持ての龍ですが、あまり怖さを感じないちょっと愛嬌のある龍でした。
水を司る龍(の絵)は、雷が落ちやすい高い塔(寺)などによく描かれ、鎮火の願いがこめられたものが多いそうです。
秀吉とねねのお墓におまいりして、苔むした境内を散策しているとほんとにのんびりした気分になれました。
お寺の楽しみ方がほんの少しだけ分かったような・・・?気がしました。