食の魅力たっぷりの小豆島へ一泊二日。
一番の楽しみは、お醤油、次に日本での植樹100年を迎えたオリーブ、そして素麺。
高松からのフェリーで高松港に到着。
船を下りるとほんのりお醤油のよい香りがしていました。
宿は、醤油蔵の並ぶ醤の郷にある島宿真里さん。
到着して、レンタルサイクルで近くの坂手港にある食堂大阪屋にてお昼ごはんを。
壁一面の魅力的な献立。
『睡眠中』とあるのは、今お休みのメニューだそうです。
そのあと、自転車で足を延ばして、かなりハードでしたが、二十四の瞳の舞台となった岬の分教場へ。
小さな机とイス、とてもかわいかったです。
そして校庭にはオリーブの樹。小豆島です。
ヤマロク醤油さん
細い道の奥にたたずむ古い醤油蔵。
年季の入った大きな三十二石(約6000ℓ)の杉樽が並んでいます。なんと使いは初めて150年ほど経っているとか。樽に住みつたくさんの菌が醤油作りを手伝っています。
初めて知ったのですが、お醤油蔵の見学に行く時は、朝ごはんに納豆を食べて行ってはいけないそうです。
というのも醤油蔵に住み着く乳酸菌や酵母菌たちが強力な納豆菌に負けてしまうからでそうです。
これ↓が今回一番見てみたかった光景。お醤油の素となるもろみです。
じっくり昔ながらの方法で約2年ほどの時間をかけて造られている醤油は、ほんとに美味しい。
小豆島での醤油作りの歴史は、約400年前、豊臣時代、大阪城を建てるための石材を切り出しが小豆島で行われたことにより、和歌山の湯浅の醤油の造り方が伝わったとされています。中世以来、塩作りが盛んであったこと(江戸時代に入り、天領となったことでさらに盛んになる)、九州からの大豆や小麦を海上輸送する際の中継地点であったことにより醤油作りの材料となるものがすべて揃っていて、さらに乾燥して温暖な醤油作りに適した気候であったことから発展していきました。その後、明治の初期の最盛期には400軒あった醤油蔵も今では19軒になっています。
なかぶ庵さん
こちらは、素麺を作っているなかぶ庵さん。
素麺作り体験をさせていただきました。
醤油作りと同じくらい歴史のある小豆島の素麺。
この日は、梅を練りこんだピンク色のきれいな麺ができました。
醤の郷を散歩がてら、宿へ向かいました。ほころび始めた梅の花と水仙。春が近づいてきていますね。